
東京九段の靖国近辺は、春は花見で賑わう界隈。
桜はもちろん好きだけど、それと同じくらい、いや、桜以上かもしれず、楽しみなのが黄金色の季節。
日に日に地面を覆う桜の落ち葉が増える頃、徐々に徐々に黄色に染まっていく銀杏の木々。
やがて陽の光と青空を受けて黄金色の景色をつくる。
人それぞれに人生の季節に差があるように、同じ場所に集う同じ種類の木にもそれぞれに、
黄葉に満ちる時期に違いがある。
桜の花にも遅咲き、早咲きがあるものね。
今はまだ、緑の中に黄色を混ぜた黄緑の頃。
桜は開花宣言があって、花の時期に合わせて“さくらまつり”が人を呼ぶ。
黄葉の“いちょうまつり”はないけれど、
今はまだ、緑の中に黄色を混ぜた黄緑の頃。
桜は開花宣言があって、花の時期に合わせて“さくらまつり”が人を呼ぶ。
黄葉の“いちょうまつり”はないけれど、
金色の光を湛える景色に日々変わりゆく秋から冬への儀式に、密かに心躍らせる。


by io_hazuki
| 2010-11-15 11:57
| ◆魚のサンポ道