魚の庭

iobase.exblog.jp ブログトップ

<   2010年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧

夜の散歩

c0141013_1939042.jpg

ちょっと前までは散歩というと夜。
5キロ~10キロをガンガン歩いて帰ってくる。夜中の1時、2時に皇居周辺を歩き回るのもざらだった。
それが梅雨が明ける頃から、夜型の生活を改めたのもあって、昼間の10分から20分の散歩を日に3~4本するスタイルに切り替えた。
それで近場を歩く“散歩道”になったわけだが、久しぶりに夜の散歩に出てみた。
隅田川に架かる両国橋まで片道約4.5キロの往復。靖国通りをひたすら川に向かって歩くコースだ。

夜の、夜中の散歩は、それはそれで気持ちがよい。タクシーは引っ切り無しに走ってはいるけれど、ひと気の失せた街を黙々と歩いていると、頭の中の雑多なことが浮上しては消えていく。
それは子どもの頃の出来事だったり、会社員の頃のことだったり、忘れかけていた誰かとの会話だったり。
頭の中で、思いもよらない引き出しが不意に開いて、「そういえばああだった、こうだった」と思い返しては、現実と薄皮一枚違う次元にいる感覚で対話が始まる。それが次々と場面を変えては消えていく。脳の浄化みたいなことが起こるのだ。で、帰ってくると、何を浄化したのか憶えていない。心地よい疲労感が残るだけ。

両国橋から工事中のスカイツリーを眺める。
あと3キロも歩けばツリーに行けるけど、今日のところは引き返すことにした。
最近、ロングウォークをしてないので、往復15キロは覚悟がいる。

久々の夜の散歩は約9キロの道程。
あれこれ思い出したことは、やっぱり憶えていない。
[PR]
by io_hazuki | 2010-11-16 19:58 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

東へ

c0141013_11221556.jpg

「スカイツリーまで歩くの?」
「うん、だって見えるじゃない」
「……そういう発想、なかったなあ」
前を歩いていた20代らしきカップルが話していた。

東の方角。
晴れた日にはよく見える。
歩いていけない距離じゃない。

靖国通りを隅田川に向かってひたすら歩く。
両国橋まで約4.5キロ。この往復は何度かやったことがある。
そこからスカイツリーへ向かうには、橋を渡って隅田川に沿って歩く。
両国橋から1つ、2つ、3つ目の駒形橋で浅草通りを東へ進めばよい。
スカイツリーまで片道約7.5キロのロングウォークになる。
と、地図でしミューレーション。

そのうち行ってみよ。
よく晴れた日に。
[PR]
by io_hazuki | 2010-11-16 09:21 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

木々それぞれに

c0141013_13402327.jpg


春は花見で人が賑わう界隈。
桜はもちろん好きだけど、それと同じくらい、いや、桜以上かもしれず、楽しみなのが黄金色の季節。

日に日に地面を覆う落ち葉が増える頃、徐々に徐々に黄色に染まっていく銀杏の木々。
やがて陽の光と青空を受けて黄金色の景色をつくる。

人それぞれに人生の季節に差があるように、同じ場所に集う同じ種類の木にもそれぞれに、黄葉に満ちる時期に違いがある。桜の花にも遅咲き、早咲きがあるものね。
今はまだ、緑の中に黄色を混ぜた黄緑の頃。

桜は開花宣言があって、花の時期に合わせて“さくらまつり”が人を呼ぶ。
黄葉の“いちょうまつり”はないけれど、金色の光を湛える景色に日々変わりゆく、秋から冬への儀式に、密かに心躍らせる。

c0141013_13403212.jpg

[PR]
by io_hazuki | 2010-11-15 11:57 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

細波の空

c0141013_13384851.jpg

都心の地上から開けた空が見える場所は、なかなか少ない。

市ヶ谷と飯田橋の中間地点にある新見附橋。
夏は神宮の花火がここから見える。

細波のような雲の夕映えが広がっていた。
[PR]
by io_hazuki | 2010-11-14 17:05 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

赤い実、何の実?よき一日

c0141013_19114313.jpg

駅を出ると、何て青い空!
秋のポカポカ陽気のなか、降り立ったのは京王相模原線の多摩境駅。
ここから歩いて20分ほどのところに、いい温泉施設があると聞いて平日日中にやって来た。
街路樹には何て艶やかな赤い実!
晴天の空と、鮮やかな秋の実の色に、平日温泉のちょっとした罪悪感が払拭される。
都合がついたのだから、いいのだ!
「ワインを飲んでる時間を無駄な時間と思うな」とはユダヤの格言。
ゆえに、温泉に来るのも無駄なことではないはず。

ところでこの赤い実は何の実だろう?
あとから調べてみると、ハナミズキの実らしい。
桜の季節と相まって咲く白い花。
それが秋には食べちゃいたいほどの可愛い実をつけるとは。

目論見どおり「いこいの湯」でゆったりいいお湯に浸かり、外へ出てみれば、夕空がきれいな色合いを見せていた。
夜とバトンタッチしつつある空をバックに、高圧線から伸びる電線には白い月が浮かぶ。
湯上がりのほどけた心と身体がうっとり堪能する、東京ベッドタウンの美しい光景。

休息を無駄な時間と思うなかれ。
いい一日が暮れていく。
c0141013_19125585.jpg

[PR]
by io_hazuki | 2010-11-10 17:04 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

若い落ち葉

c0141013_12264448.jpg

もう暫くすると、境内の、とくに桜の木がある小石の広場は、落ち葉が幾重にも積もり、山盛りの枯れ葉を運ぶお掃除の人たちの姿が目に付く。
今はまだ、枯れ葉と呼ぶには早い落ち葉たち。
新鮮な色づきのまま枝から離れ、整った形のままに、風にまかせて地上に降りる。
若い落葉に朽ちる影は無い。

茶うけを真似てか、小さな葉の受け皿になっている葉を見つけた。
「どうぞ」
とでも勧められているかのようで、シャッターを一押し。

「いただきました」

茶うけの葉をカメラにおさめ、何だか甘いものが食べたくなった。
c0141013_1956571.jpg

[PR]
by io_hazuki | 2010-11-08 13:14 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

光と影の空

c0141013_1857213.jpg

東北自動車道を降りて20分ほど、カーナビに従って着いたところは美術館。
ノーマン・ロックウェルの企画展が日曜までと聞き、昼前に都心を抜け出て一路、郡山へ来た。

空が広い。
高い建物に遮られることない空は光と影のコントラスト。

青空だった東京よりも冷たい空気が、身体の内に染み渡る。
ほんの少し冬の乾いた匂い。

毎年、何度も迎えてきた冬なのに、薄着の夏を廻った頃には寒さの感覚を忘れている。
冬ってこんなに寒かったっけ?
ってな具合に思い出すのだ。

まだまだ本格的な寒さを思い出すには至らないが、微妙な雲模様を楽しんで眺めるうちに、ちょっと寒さの感覚が蘇る。東京の冬なんて、大した寒さのうちには入らないのだけれど。


    

[PR]
by io_hazuki | 2010-11-05 14:34 | ◆おまけの一枚 | Comments(0)

陽に透けて

c0141013_18511677.jpg


雨が多い今年の秋。
晴れの日の、陽の光を湛える澄んだ青空に胸が空く。
日暮れの時刻が早まるこの頃は、午後の陽射しがすぐに弱まり消えうせる。

晴天に呼ばれて向かった公園。
ボール遊びの子どもたち、遊具で遊ぶ親子連れ、ベンチで過ごす休日のお父さん。
陽を受ける公園は、そこかしこが賑やかで穏やかで、緩やかな風に木の葉がそよぐ。

じきに黄金色になる銀杏の木は、
ちろちろ、ちろちろ、
陽に透ける扇の葉を細かに震わせ、そこからは光の音色が聞こえるよう。


  
[PR]
by io_hazuki | 2010-11-03 12:39 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)

旋回する空の下

c0141013_18473849.jpg

朝からの曇り空。
天気のよい日はなかなか独りの場所が見つからないが、雲が垂れ込める日はベンチの空きが多いのが嬉しい。
ところが、自分の場所を確保した途端に薄日が射してきた。
ほんのちょっと天気がよくなっただけで、急に境内の人通りが増えるから不思議だ。

頭の上では、鳩の群れが旋回し始めた。
ぐるぐる、ぐるぐる、何か意味があるのだろうか。
鳩の旋回も天気が回復したせい?

頭上高く、何度も行き過ぎる鳩の群れ。
その様子を撮ろうとレンズを空に向け待ち構えるが、シャッターチャンスを逃すばかり。
二度、三度とトライして、ようやくまばらな影を納めたところで、独り占めしていたベンチを誰かに譲るタイミング。晴れてくれるのは嬉しいが、長居は何となく落ち着かない。

いくつもあるベンチに、相席で座る人はめったに見ない。
少し歩いて振り返ると、すでにベンチは新客を迎えていた。

  
[PR]
by io_hazuki | 2010-11-01 14:50 | ◆魚のサンポ道 | Comments(0)
line

お陽さまコレクション・サンポ道 他、魚(いお)の画像綴り


by 葉月いお
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30